ワークショップレポート

2023年10月15日(日)大人気シリーズ!寺田千佳先生によるワークショップ♪ 『マットピラティスを極めろ!第二弾 ~精度を上げろ!自分の体と見る力!~』ワークショップレポート

こんにちは!本町スタジオスタッフのまつむぅです!

先日10月15日(日)、大人気シリーズのワークショップ
寺田千佳先生による『マットピラティスを極めろ!第二弾 ~精度を上げろ!自分の体と見る力!~』に参加させていただきました。

インストラクターとして活躍されている方も多く参加されている「マットピラティスを極めろ!」シリーズ。

お客様が
“ロールアップが上がれないのは、腹筋が弱いから?”
“膝が痛いのは、膝に原因がある?”

・・・必ずしも、そうとは限りません。

お客さんの苦手な動きや、身体の不調に対してお医者さんじゃないから原因ははっきりと分かってあげられないけれど
ピラティスインストラクターとして、自分なりの色んな予測を持ち、それに対して手札を準備しておくことはできます。

その手札を試し、どんどん増やしていくことがインストラクターとして上達していくコツ!

このワークショップは少しでも手札を増やす時間になれば、というお話からスタートしました。

“人の身体の使い方は、しっかり身体を見ないとわからない!”
ということで、今回はペアワークを多く取り入れて進めていきます。

まず、ペアでニュートラルポジションがしっかり取れているか…!?
という確認から。

その後、1名が前に出て、その方が今どういう状況になっているか
そこから、どうやって正しい姿勢にもっていくかをみんなで見ていきます。

ニュートラルポジション〜インプリントの動き。
ピラティスのウォーミングアップでよく用いますが、ただ骨盤を動かすだけではありません…!

骨盤の動きでありながらも
・首、頭が骨盤と一緒に動かないよう分節する
・足をしっかり使う
ことを意識。

お客様を指導していてよく見かける例を紹介をしながら
・なぜそのような動きになってしまうのか?
・では、それを治して、別の筋肉にスイッチを入れるには?
を細かく解説してくださいます。

その解説の中でも・・・

「今、びっくりドンキーのハンバーグくらいの大きさになってるやろ〜」
「恥骨からはちみつ垂らして〜」

などなど今回もどんどん出てくる独特でイメージしやすい表現のキューイング。

こういったイメージキューイングがどんどん飛び出してくるのも寺田千佳先生のワークショップの楽しさでもあります。

続いて、ロールダウン、ロールアップの動きの解説。

できる、できないが如実に出るこの動き。

・背骨の硬さ
・股関節の外転、内転に左右差(股関節の不安定さ)
などができない原因の一つとして考えられますが

そのようなお客さんに向けて、あの手この手いろんなアイディアが出てきます。

股関節の外転、内転に左右差(股関節の不安定さ)へのアプローチとして・・・

✔︎足の間にブロックを挟んだり(内転筋を使いながら、腹筋と連動させる)
✔︎リングの中に足を入れて外転筋と腹筋を連動させる
ことで上がりやすくなることがあります!

◉骨盤の前傾・後傾
よくマットで長座になりながら行うことが多い、骨盤の前傾・後傾の動き。
これを、マットではなく、ランジポジションで行ってみます。

骨盤に足の骨をはめ込みながら前傾・後傾。
足を安定させるために、ハムストリングをしーっかり使っています。

☝️足をしっかり連動させることがロールアップ・ダウンを成功させる秘訣なんですね。

足の起動方法を学んだところで
そこからセラバンドをアンダーバストのところに巻いてロールダウンを行います。

キーワードは「わっか天井!!!」
輪っかになっている部分を最後まで天井に向けておきながら、マットにおりていきます。

背骨の動き、お腹を引き込み、足が上がらないようにハムストリングスを起動させる、
という、今日やってきた動きをフルに使い、全身をフルに使っていきます。
これがなかなか大変!!

セラバンドの輪っかの向きが身体の使い方の目印になるので
とにかく輪っかを天井に向けたままにできるよう、みなさん白熱していました!

そこから・・・

四つんばいの正しい姿勢の作り方や

しっかり手で床を押す感覚を掴むため、ブロックを使用します。

伸展のエクササイズで椅子を使ってみたり

スワンエクササイズでの足の起動にはブロックを使います。

ロールオーバーの身体のもっていき方

など、ピラティスのレッスンでお馴染みの動きをこんなお客さんがきた場合どうする?という例を紹介しながら
いろんな角度で噛み砕いた解説で、あっという間に終了時間を迎えました。

丁寧な解説はもちろん、各自がペアワークしている様子を観察しそれぞれに細かくアドバイスをする千佳先生の姿がとても印象的でした。

それは対面の方だけでなく、オンラインの方に向けても同じです。

正しく身体を使える姿勢にもっていく印象的なキューイングや
なぜそのような姿勢になるかの解説に「なるほど〜」の連続でした。

最後に千佳先生より

今日やったことは、ほんの1部の切り札で
教科書で学んだことや、先生から教えてもらったことで
うまくいかないことは日常茶飯事。

また、自分がとてもいい!!と思っていても、それがお客さんに響くとも限らない。

でもしっかり、自分の身体で練習・経験して落とし込むことは必ず今後の糧になります!!
それを大事にしながら、ファンを増やしていってください!

との言葉で、ワークショップは終了しました。

今回、ワークショップに参加させていただき
千佳先生のこれまでの経験談もふんだんに交え熱意をもってお話してくださる姿が本当に魅力的でした。

スキルを勉強できたことはもちろん
インストラクターとして、お客様との向き合い方にも学ぶことがたくさんあった時間でした。

ご参加いただいたみなさん、そして寺田千佳先生、ありがとうございました!

資料請求 ヨガ説明会 ピラティス説明会