1月21日(火)に開催されたYUMI先生によるワークショップ
「やってはいけない股関節の開き方」レポートです。
「皆さんは股関節を開く動作、開脚が出来るようになりたい!やり方を教えてほしい!という意気込みで講座に来られましたか?」というYUMI先生からの質問がありました。
YUMI先生はヨガを始める前まではダンスを学ばれていて、とにかく股関節を柔らかくしたい!という思いで、日常生活の中でもずっと股関節を開くことばかりを意識していたそうです。
それからヨガを学び始め、当初は股関節が開きやすいためポーズを取りやすいと感じていましたが、股関節の内旋の動きはしづらいということに気が付きました。
そして、お腹に力が入らないので腰の痛みを感じるようになってしまったそうです。
股関節を開くという形にこだわりすぎてしまうと、関節をずらしたり、足首をねじってポーズをとるなどの代償動作が起こってしまいます。
YUMI先生はご自身の経験から、無理矢理にではなくバランスよく筋肉を使って股関節を開く動作を行ってほしい。
単なる形ではなく、ヨガ哲学の「アヒンサー(非暴力)」にのっとり、自身の身体にも、心にとっても心地よいものであってほしいという思いを伝えてくださいました。
股関節の構造の説明のあと、目視で股関節の状態をチェックするペアワークを行いました。
人それぞれの骨格の違いによって、動かす時に意識する箇所が異なります。
股関節の6つの動き(屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋)の可動域の解説のあと、
グループディスカッションを行いました。
「股関節の硬さで代償を起こしやすいヨガのアーサナは?」をテーマに話し合いました。
最後に「アーサナの検証」ということで、椅子を使って股関節の動きにフォーカスしてアーサナを行いました。
股関節を開きたい!という思いはモチベーションにもつながるので、悪いことではないと思います。
健康な身体を維持していくために、見た目だけの形を追い求めず、日常生活の身体の使い方も見つめて、快適に過ごしましょう!
参加者のみなさま、YUMI先生、ありがとうございました。 (堺泉北スタジオ 山﨑)