9月7日(土)開催 yama先生によるワークショップ「チェアヨガ1DAY講座」レポートです。
午前の講義は座学から始まりました。
「ヨガと一般的な運動との違い」
「ヨガだからこそできること」
「チェアヨガの可能性について」お話しいただきました。
一般的な「ヨガ」のイメージはどういうもの?
「ヨガ」って何だろう?
ヨガを指導される方、クラスを受講される方、ともに感じることのあるかもしれない疑問について
ひとつひとつ解きほぐしてくださいました。
「ヨガと一般的な運動との違い」を簡単に言うなら、ヨガは「心を静め落ち着かせること」と考えられ、健康維持や体力アップを目的として意図的に身体を動かすことが「運動」だと考えられます。
そのような意味合いではヨガのアーサナも運動であると考えられますが、そこに心がともなっているかどうか、心身一如であるかどうかが一般的な運動とヨガとの違いであると言えるのだそうです。
「ヨガだからこそできること」
私たちがより幸せに生活するために必要な要素としてWHO(世界保健機関)が定義しているのは
「肉体的・精神的・社会的に健康であること」。
これらの健康づくりにヨガは大いに役立つことができるのです。
「チェアヨガの可能性」
チェアヨガは椅子に座って行うことにより、安全で快適にポーズをとることができます。
運動が苦手な方、足腰にけがのある方でも安全に行うことができ、
一般のヨガクラスにたくさん通う方でも快適にポーズを深めていくことができます。
さまざまなパターンの方々に対しても、チェアヨガはうまく対応することが可能なのです。
次に、実際にチェアヨガのシークエンスを行っていきました。
椅子に座る基本の姿勢をしっかりと整えて、背骨・胸回り・体側を動かして呼吸を深めていきます。
腰痛の改善・股関節の柔軟性を高める動きも行いました。
休憩をはさんだ午後からは、「チェアヨガの呼吸法について」、実践を行いました。
椅子に座ることで骨盤を安定して支えることができ、リラックスして呼吸を深めることができます。
腹式呼吸・胸式呼吸・完全呼吸を丁寧に行っていきました。
疲労回復・リラックスのポーズも行いました。
お昼の休憩をはさんで行ったせいか、リラックスしすぎて、ついついまぶたも緩んでしまいました…
立位のシークエンスを行いました。
椅子の使い方を変えることで、ポーズの難易度を調整することができます。
最後に、「ヨガの思想と哲学を日常に活かす方法」についてお話しいただきました。
「心の働きをフラットにしていく」のがヨーガ哲学の教えです。
私たちは日常生活のなかで、環境によるストレスや不安を感じた時に、
他人と自分を比べたり、好き嫌いの感情などで心をジャッジしようとします。
物事と向き合った時に、自身の心の都合で考えることなくフラットな視線で見ていくことが大切です。
ヨガのアーサナの練習もまた同じです。人と比べたりポーズの完成度を追い求めたりすることなく、
結果にとらわれず行っていくことで、日常の全ての物事を比べない練習をしていきましょう!
座学と実践と、充実した1Day講座でした!yama先生、参加者のみなさま、ありがとうございました。
(堺泉北スタジオ 山﨑)